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風営法コラム
2015.02.03

016.コラム 風営法万歳! ~ 理屈と感覚、どっちを取る!?

皆さんにとってはどうでもよいことでしょうが、書類を作るときにはこんなことで悩むのです。

風俗営業の営業時間について、これから開業するあるお店の件で「昼の12時から夜の12時まで」
と伺いましたが、「12」は私にとって不吉な数字です。

営業時間を記入する欄が許可申請にあるのですが、表記するとなると、「午前」又は
「午後」という言葉を使うはめになります。
「昼の」「夜の」ではダメなのです。
では、昼の12時を「午前12時」「午後0時」のどちらで表現するべきか。

ネットで調べたところでは、明治時代の太政官の通達によってか、
「午前12時」が正しいようですが、これが事務所内で問題になりました。
昼の12時が午前0時では、どうもしっくりこない、ということです。

しっくりこない人がいるということは、役所の窓口でもしっくりこない可能性が高いです。
しかしこの話、思い返すと過去にいろいろありました。

感覚で言うと「午後0時」の方がしっくりきます。
それが間違いというわけではないのですが、法理論的(?)には「午前12時」の方が
正しいという説もありで、どちらを選ぶかは人によります。

ま、どちらにせよ担当の人の考えた方に合わせて修正すればよいし、
ときには二種類作って差換え準備をしておくこともあります。
面倒ですが、こんな配慮をほかにもたくさんしているのです。

で、次は夜の12時です。
こちらは「午後12時」、「午前0時」、どちらもOKだそうですが、
風営法では営業時間の規制のところで「午前0時」を使っているので、こちらが無難と考えました。

でも、、、、過去には「午後12時に書き換えろ」って言われたことがあります。
「お好きにしてください。」というのが正直な気持ちです。
どちらが正しいかを全国で統一することも無理でしょうし、どうせたまにしか悩みませんから。

とりあえず、我が事務所では当面「午後0時~午前0時」を標準にしようと思います。

風営法研究会
研究員 日野孝次朗

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