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風営法コラム
2021.09.07

085.コラム ~ パウチしてしまう人

「風俗営業許可証が交付されました!」
行政書士にとってうれしい瞬間です。そしてお客さんに許可証を渡すとき。
これもまたうれしい瞬間です。で。。。
「許可証の原本を額縁に入れて、あのあたりに飾っておいてくださいね。」
とか言います。
「大事なものだから無くさないようにね~。」
そう聞いた事業者さんがよくしてしまう勘違いがあります。
大事な許可証をパウチ、つまりプラスチックフィルムで挟んで閉じてしまう加工をしてしまうんです。
(これで汚れても濡れても大丈夫。)
確かにそうですが、それは困るんです。。。

営業所の名称を変更したときや許可条件が付与されるとき、警察署で許可証の原本に裏書をしますが、
パウチされてしまうと裏書できません。
ですので、許可証書き換え申請を受任した時に、パウチされた許可証をお客さんから渡されると、
「困ったな。。。」と思います。
フィルムをきれいに除去するのって、けっこう大変で、中身の許可証を欠損してしまいそうなのです。
仕方なく、パウチのままで警察署に持っていって担当官に見せますと、「ありゃ~」みたいな反応になります。
そして、「まあいいよ。なんとかするから。」
「ごめんなさい~。パウチしないように注意しときますね~。」

ところが、その事業者さんが同じお店でまた店名変更したとき。
「あ!またパウチしてる。こないだ説明したのに~」
これってクセなんですかね。なんでもかんでも、とりあえずパウチしてしまう人がいるんです。
(また警察でごめんなさいするのか~)

お客さんに代わって謝るのも仕事のうちなんです。

管理者証のパウチもしませんように。書き換えするときありますから。

 

 

風営法研究会
研究員 日野孝次朗

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