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けんぱちコラム
2014.10.21

041.がんばれ「けんぱちマイスター」

  「けんぱち」はパチンコホールをユーザーにとっての健康教育の場としていこうとする試みです。
以下、12回の講座を経て、第一期、けんぱちマイスター13名を認定しました。
(三公商事5名、山水3名、西武1名、田村総業1名、ファイブ1名、アクセス1名、郡慶1名)
けんぱちマイスターの皆さんは各ホールでユーザーの健康の維持増進(依存(のめり込み)予防を含む)
のための様々な工夫にチャレンジして行くことでしょう。期待しています。

第一回 けんぱちの全体像を理解する
第二回 自分の健康数値を知ろう(ケアプロの健康診断体験)
第三回 インターバル速歩を体験しよう(根本先生特別講義、信州池の平ホテル)
第四回 介護ビジネスを考える
第五回 脳とパチンコの関係を知る(篠原)
第六回 いわゆるパチンコ依存を知る(リカバリーサポートネット主催パネルディスカッション)
第七回 広告規制の中でのけんぱちの進め方(のぞみ総研・日野先生、ゲンダイエージェンシー・岡林先生)
第八回 健康的な食事(ベリーズキッチンスタジオ・井原先生)、
    リカバリーサポートネットワークセミナー報告、健八実践報告会について
第九回 認知症サポーター養成講座、各社テーマ発表
第十回 講義
第十一回 各社実践報告with篠原
第十二回 振り返り、社内研修カリキュラム作成(講師はあなた)、卒業式

さて、これまで、頭を使うこと、体を動かすこと、生活習慣病予防や治療に資すること、人とかかわること、
ワクワクドキドキすることなどが、認知機能低下予防やアルツハイマー病予防に役立つことを
繰り返しお話ししてきましたが、これらは軽度認知症やアルツハイマー病の改善にも役立つようです。

UCLAの予備的研究によれば、以下のような項目を複数組み合わせた包括的な生活改善によって、
アルツハイマー病、軽度認知障害などの記憶障害患者10人中9人の認知機能が改善されたそうです。
元気なユーザー、少し記憶障害が出つつあるユーザー、いずれにも以下の事柄はお勧めできそうです。
1、単糖類、添加物、加工食を食事から除き、野菜、果物、養殖でない魚を食べる。
2、ストレスを低下させるため、日に二回瞑想し、ヨガを始める。
3、一日7-8時間寝る。
4、メラトニン、ビタミンB12、ビタミンD3、魚油、コエンザイムQ10を毎日とる。
5、電動歯ブラシなどを使って口腔環境をよく保つ
6、ホルモン補充療法を行う
7、夕飯と朝食の間を12時間以上空け、夕飯から寝るまでに3時間は空ける。
8、週3-6日、30分以上の運動をする。
Reversal of cognitive decline: A novel therapeutic program
Dale E. Bredesen
AGING, Vol 6, No 9 , pp 707-717,2014

諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授

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