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けんぱちコラム
2017.06.20

074.認知機能検査・訓練機器「ペグ・アモーレ」

茨城県つくば市千現にあるコンピューター周辺機器製造販売の株式会社シロクが、筑波大学との
産学連携により、簡単に認知機能を測定できる検査訓練機器「ペグ・アモーレ」を開発しました。
この機器は、ランダムに表示される数字や仮名の順番に棒状のペグを穴に差し込み、完了までに
かかった時間を、筑波大学の臨床データと比較して認知機能レベルを5段階評価します。
加えて、1回当たりの検査時間は1~2分程度で、結果は即時、電子データ化されます。

機器の開発には、筑波大学の大蔵倫博准教授の研究室が協力し、指先を使う動作と認知機能との
関連性についての研究成果を反映させました。
認知機能のほか、目で見たものに反応して手を動かす協応性が必要となるペグの移動を通じて、
高齢者などの認知機能低下の早期発見につなげるのが狙いです。
既に試作機は完成済みで、今後の量産化に向け最終的なデザインや仕様などを決めるようです。

諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授

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