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けんぱちコラム
2022.06.21

132.10年の依存研究でわかったこと、その①

今回のコラムから数回に分けて、遊技障害(パチンコ・パチスロでのギャンブル等依存)研究について、
Q&A形式で紹介します。

Q:広告やイベント内容は依存の原因になるとは言えない、という調査結果だと思いますが、逆に言うと
 広告やイベントが効いていないということでしょうか?また広告媒体による差などはありますでしょうか?
A:遊技量には多少の影響がありますが、遊技量が依存に影響を与えないということです。

Q:取材日と取材機種の告知(ゾロ目や機種示唆)は依存症に影響あたえますか?
A:おそらく影響しません。

Q:出玉性能は依存の原因ではない、という結果だと思いますが、近年の遊技機は音や映像など演出面も
 大きく進化しています。出玉性能だけではなく、こういう要素も依存問題と相関関係はないでしょうか?
A:はい。遊技量には影響しても依存(緩いレベルでも)にまでは影響を与えられません。

Q:例えば、出玉性能の高い4号機などの時代に調査していた場合、違う結果が出る可能性は高いでしょうか?
A:調べないとわからないですが、おそらく変わらないと思います。一過性の熱気ですから。

Q:依存問題防止研究会の発表に関して、行政からアプローチ(やめてくれ…など)はありましたでしょうか?
A:そんな圧力は一切ないです。あろうはずもありません。

公立諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授

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