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けんぱちコラム
2022.07.19

133.10年の依存研究でわかったこと、その②

前回のコラムの続きです。
遊技障害(パチンコ・パチスロでのギャンブル等依存)研究について、Q&A形式で紹介します。

Q:パチンコ・パチスロは他のギャンブルと比較して依存になりやすい、などを聞いたりしますが、
 それは事実でしょうか? また事実だった場合、どこに原因があるとお考えでしょうか?
A:事実ではありません。日本はギャンブル依存が多いという誤認(間違った認識)と、日本は
 パチンコ・パチスロが主役を混ぜた、誤った言説です。

Q:同じギャンブル系でも、パチンコ・パチスロと他のギャンブル(公営競技など)の依存傾向で、
 差などはありますか?
A:現在その差を調べる調査が計画されていますが、DSM-5系の指標で見たとき、パチンコ・
 パチスロはどうでもいいレベルまで依存疑いとして拾いやすい傾向にあると思います。
 要するに軽度が多いです。

Q:日本と海外の依存問題傾向にはどのような差があるのでしょうか?(人種による差なども含めて)
 または差はないのでしょうか?
A:上記

Q:パチンコとパチスロどちらの方が依存症が多い、という傾向はありますか?
A:無理やり比較すれば、パチスロ遊技時間の方が影響は強いですが、その影響とて効果量が小さく、
 影響があるとは言えないレベルです。

公立諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授

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