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労務コラム
2013.10.09

002.労務研究員の「馬くん」です。№2

こんにちわ。
どうも、自慢の声がもとに戻りません。
あの、決して飲みすぎとか、カラオケとかではないので、先に言っておきます。(笑)
セミナーとか、他の参加研修で、 声の使い過ぎのようです。
皆さんに、美声が届けられないのが残念です。唯一の取り柄だったのに
気を取り直して、本題にはいります。

ここ最近、労働法関係のニュースが多くありますね。
数年前にも、話題となった「ホワイトカラーエングジェンプション」が、様々な横やりで、またまた流れてしまいました。
また、労働者派遣法の改定で、違法となった「日雇い派遣」が復活するみたいですし、いったい国はどこに行きたいのでしょうか?

我々は、そのような軸のない国の施策に振り回されてしまうのですよね。
海外の法律を取り入れようとして、何度も失敗を繰り返しているのに、懲りない面々です。
日本人の気質に合わないことを、早く理解してほしいものです。
多様化した労働環境に、現法が合わなくなっていることがそもそもの要因。
サービス業なんて、遵法することの方がどんなに難しいことか、実務担当者は、悩みばかりです。

でも、悩んだり考えたりしているだけでは、改善できないのですから、
我々が、しっかりと企業の未来を見つめていかないと、今ある問題は、そのままです。

実務隊の仕事は、物事が事象として現れる前に行動して、対策を打つことができるかどうかが、最大の価値です。
ボーっとしていたら、おいて行かれますから、
しっかり、時事関係は読んで理解しておきましょう。
最近のトレンドは、SNS関係ですね。
皆さんは、いきなり携帯電話の使用禁止とか、持ち込み禁止とかやっていませんか?
注意してくださいね。

元々から、使用規約があり啓蒙されている場合と、まったく無秩序な場合とでは、
導入が違いますので注意してください。
規定書と誓約書を作りそのうえで、今後はこのように管理するということを従業員の方々に説明して運用することが必要です。
ただ、これだけ騒がれていますので、とりあえずの対応として、明日から、携帯は休憩中に使用することは問題ないが、
ホール・カウンター内への持ち込みは禁止とし、
後日明確な基準を周知するということも可能ではありますね。

ようするに、会社は一方的に何でも決められるのではなく、
法律に関係しなくとも、感情があることを再認識しておくことです。
協力的に、規定を守ってくれる企業体にしていくことが重要ですから。

厳しく対応すべきは、法律違反に絡む事柄は、即時開示して対応させる。
例えば、暴力団排除条例に関する、誓約書など。
飲酒運転のしない誓約書などは、即時対応が求められます。
これらは個人の感情論は関係なく、会社としてやるべきことがらですね。

この辺りを明確に区別しておいてください。
特別法のように反社会的な組織の撲滅や、反社会的な行動(飲酒運転させないなど)を守らせるためには、即時対応が求められますから、
改定される法規の情報を常に確認しておいてください。

さあこれから、学びが始まります。
時代を先取りしないと、ゴールまでたどりつけないかも?
常に走る訓練が、いざという時に力になります。

さあ、一緒に走りきる訓練を開始しますよ。
ヨーイ ドン! ヒィヒィーン!!

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