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労務コラム
2014.07.22

011.採用と育成と環境

こんにちは、馬君です。
先日、地元のからあげを名物として提供している飲食店が、
ランチの営業を、「水曜日から土曜日までとさせていただきます」と張り紙が…。
理由は、人手不足だと書いてありました。
最寄駅からも近く、行列のできるラーメン屋があったりするエリアなんですけどね。
しかも、昼の営業ができないなんて考えられませんね。
サービス業の中でも特に、飲食がここまで影響があるとは想定外でした。
そりゃ、大手がパートの方を正規や無期限雇用に変えていくわけです。
ユニクロ・スターバックスコーヒー・全日空までもが。

人気企業の大手が、なんてことをと言っていてはダメです。
それほどに、大手各社は危機感をもって人材のことを考えているだけなのです。
かたや大手でも、外食産業は人材確保が出来ず、閉店まで余儀なくされています。
この違いは何でしょうね。
これを読んでいる、貴方はどのように感じていますか?
自給をあげれば大丈夫なんて高をくくっていませんか?

また、全国展開企業でも地域限定社員制度や短時間労働社員制度など、
益々、働きやすい企業になっていくのが、危機感を持っている企業の行動ですね。
勿論、同じように大手でも、そんなことは出来ないと考えている企業もあるでしょう。
先ほども出ましたが、キーワードとして、これら二者択一の中でも、
決断する企業とそうではない企業との違いは何でしょうかね?
よく考えてみましょう。
また、これらの先駆的な企業は、
人数の確保だけではなく、スキルや能力もその時点で、確保していますね。
過去の成り上がり思考はかなり鳴りを潜め、
安定・それなり・幸せ・満足などがよく聞かれるように、
働いてがむしゃらに仕事することに喜びを感じるなんてことは無いのでしょうから。
どんな時代も、画一的にくくれないですが、
人手不足で、町の定食屋さんが営業できないなんて、考えられませんでしたからね。

要するに、新店舗立ち上げや、事業計画の中に、いかほどに計画的に人を採用して、
育成するかを明確にして行動している企業があるかですね。
私の経験では、数年先を見据えて、しかも社会情勢も加味して常に変化をさせて対応して
いるパチンコ企業はあまり知りません。
これまでと同じように、地元の方だけの採用だから問題ないとか、
弊社は条件が良いし、人間関係が出来ているから大丈夫だとか、
たとえば、新卒だけ、転職者だけ、バイトから社員だけ、などの限定で考えていると、
いざという時には、誰も手を差し伸べてくれなくなりますからね。
会社としての価値は大切にしないといけませんが、
転職者の方でも、企業価値を理解して、行動できますからね。
固定概念で、問題解決が出来なくなるかもしれませんのでご注意を。

採用して辞めていくのは、何か問題が相互にあるからです。
どちらか、一方だけというのはあまりないのですよね。
採用と育成と環境は、これからも避けては通れません。
労務環境を整えるのは、
正に未来の企業を考える時に、真剣に対応すべき項目ですね。

さあ、あなたはこれらを考えて、どう感じましたか?
そして、何をしていかなければならないのでしょうか?
わからない人は、馬君と一緒に考えましょうね。
必ず、具体的な解決策を見つけられますから。
研究会へお問い合わせください、仲間が増えることはうれしいことです。

 

労務研究会
研究員 坂本勝章

 

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