研究会
労務研究会
TOP>労務研究会TOP>労務コラム>014.正規雇用と非正規雇用
労務コラム
2014.10.14

014.正規雇用と非正規雇用

こんにちは。
最近フェイスブックでも、関西バージョンが出来て、変更したけど
なじめなくてもとに戻したとかアップされています。
私は、大阪生まれの大阪育ちですから、意外と「いいやん」と思っていますが、
やはりそこは、空気感ですよね。
「ええやん」、ではなく「イイね」が良いですね。慣れですから。

無理やりですが、働くことも慣れが必要ですね。
入社したころのことは、昔過ぎて覚えていませんが、皆さんはいかがですか?
多分、何をするにもドキドキしたのではないでしょうか。
余談ですが、嫁さんが初デートの時に私が遅刻してきたと、娘たちに先日話をしていました。
こわー!なんて記憶力でしょうね。私は、まったく記憶にございません!

契約にも、正規雇用の無期限や、パートやアルバイトや契約社員のような有期雇用。
更に不安定な派遣契約もありますね。
雇い留めや、派遣先から契約を切られると、たちまち派遣元からも契約打ち切りとなりますね。
これが意外と判例でも、労働者側の言い分を認めた事例があまりありませんでした。
気楽で、自分の都合で働けるとか、事業所単位の契約で、異動が無いとか、
また、出稼ぎなので、一定期間しか働けないなど、それぞれ条件が違うと思いますが、
慣れてしまいますと、このままでも良いかとなる可能性もあります。
慣れって怖いのです。
特に厳しくなることに抵抗を感じやすいのが、人間の常ですからね。
改正派遣契約法で、3年間期限のくくりを失くす法案を、秋の国会に提出となっていますが、
何度も提案されては、流れたりしていますので、本当に決議されるまでわからないのですが、
これは、国がこれまで、助成金などを使い、正規雇用を推進していることとの矛盾を感じますね。
派遣のままで良いなら、わざわざ正規雇用しないのが企業としては、普通な対応のはずですから。
別の法律では、有期契約が5年経過で、本人が希望すれば無期契約などに転換しないといけないと
規程されているのにです。
派遣労働者は、これらの流からも外れた、蚊帳の外になっていますね。

大きくは、年収やキャリヤなどに格差があり、やはり正規雇用とは格段の違いを認識する必要があります。
我々企業側としても、今後の人手不足のことをよく考えて、どのような形態で働いてい頂くのか?
正規雇用と非正規雇用の比率など、先を見据えた計画が求められます。
新店を立ち上げたいのに、スタッフが集まらないとよく聞きますから。
店舗計画は、採用についても同じく考えていかなければ、とん挫してしまうか、
現存の社員たちが、無理をすることになります。

業界のイメージが悪いというよりも、アルバイトでもできることを社員で仕事しなくても
と考えている傾向があります。
働くやりがいや、面白さ、達成感や成長感などの経験を皆さんが実感していれば、
それらをどのように伝えるかがポイントですね。
採用力は、企業の人間力となる時です。
そして、あなたの中にある慣れが邪魔をして、社内の変化や前進を後に回さないでいいように、
研究会で共に考えて解決していきましょう。

 

労務研究会
研究員 坂本勝章

 

記事一覧へ戻る
PAGETOP