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労務コラム
2017.02.14

043.労務研究会より「春から新体制で研究会を充実させます!」

2月はすでに春の始まりと言われていますね。
一番寒くなる時期ですが、それを乗り越えれば暖かな春になるのですね。
そして、採用に関しても大きく動き出す時です。

既に、聞き及んでいると思いますが、若年層の人手不足は深刻化しています。
サービス業で、夜も働くとなるとさらに厳しくなりますね。
数年来のテーマです。
求める人物像は変えずに、予算を削減し育成に手間暇かけずに、
受け入れ態勢が昔のままで、先輩や上司が不平不満を職場で発言し、
夢ややりがいなんて言葉すら出ない、そんな環境では誰も成長しませんし、
企業そのものが強くなりません。

採用→育成→人財⇒成果になりますので、育成と言うことを外しては、
成果は出せないのです。
そして、定着の要因として労務環境の整備が必要になります。
法律論の原理原則論だけではなく、経営者が自分たちの会社の従業員に対して、
どのような思いを持たれているかが重要で、そこで理念がクローズアップされると言うことになります。

どのような事柄でも、何のために、誰のために、その先にあるのは何かを明確にして、
具体的な行動と期日を示して、共に前進して行く同志としての集まりが、企業になると最高に強い組織となりますよね。

経営者の皆様は、明確に考えて頭の中にあるだけでは意味をなしませんよ。
また、過去の実績や成功体験だけでも現状に合わなければ、結果は見えません。
経験に新しい知識や、社会状況などを読み解いて、ある程度の予想を立てて対策を取るのは当たり前ですものね。
今の時代、国家間の交渉もしかり、企業間や社内の人間関係もすべてにおいて、
性善説だけではなく、数通りのリスク回避するための対策を準備しておくことです。

今、業界で起きている行政処分しかり、幹部の不祥事しかり、
SNSが時代の真ん中に居る限り、
企業は数段上の想定をして対策を立て、
個人の責任と、会社としての責任を明確に分け、
スピーディに対策を練りタイミングを計り発信するのですが、
全ては、この時の内容や対応によって企業のイメージが大きく変化します。
正に、ピンチをチャンスに出来る事が、大きな労務管理の仕事でもあります。

他人事と思うことなかれ、
いつSNSで自社の店舗の情報が出ているかご存知ですか?
誰がどのような、状況にありプライベート状態も把握していますか?
問題を起こす人間の傾向としては、ある程度の立場であることや、
会社から認められていることや意外な人物が多いと実感しています。
怪しい人物には、常々目を光らせていますが、
上記の人間には甘くなりやすいからですね。

これからは、労務管理や人事関係を分けて対策する時代ではありません。
採用して育成して人財にして定着させることを目的とし、
いざという時に、すぐさま体制を整えられることが求められます。

本年から総合的に、人事労務をテーマとした研究会にしていきたいと考えています。
強い企業を作ることが、私のテーマですので、これからもよろしくお願いします。

労務研究会
研究員 坂本勝章

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