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労務コラム
2017.03.14

044.労務研究会より「春は変革のチャンス!御社は何を改革しますか?」

春は変革のチャンス!御社は何を改革しますか?

3月1日より、2018年新卒採用活動が解禁されました。
採用担当者が一番忙しい時期に突入ですので、
スケジュールと体調を管理することが重要な仕事でもあります。
私も、パチンコ業界で20年ほど採用責任者もしておりましたが、
ほぼ6ヶ月先までのスケジュールが時間単位で一杯でした。
自己都合の休みは採れませんが、忙しい方が楽しく充実していましたし、
総務の責任者でもあるので、突発時も動けるように時間管理をしてましたけどね。

採用と新入社員の研修と、社内の人事異動と本当に忙殺されていました。
会社も人も生き物ですから常に動いています。
その時々の臨機応変さが求められますね。
就業規則や社内体制などの改定も、この時期だからこそ大胆に行えるとも言えます。
新旧の社員やアルバイトが入ってきたり、退職したりして行く時期ですので、
新しく入ってこられる方々に対しては、スムーズに導入しやすくなり、
現存の従業員の方々も、意識として区切りの時期と認識していますので、
受け入れやすくなるからですね。

採用して定着させるための受け入れ態勢の整備や、
新入社員研修なども事前準備を完全に整えて、
4月の入社式を迎えることが一般的な流れですので、
これからやるべきは、今年の課題を改善して行くための計画を進めて行くことが必要で、
2018年3月を期限として動き出しましょう。
勿論、即時行うことは動くのですが、
社内改革については充分な説明と理解を取ることが重要で、
この部分を全従業員の方々に理解していただくことが改革のポイントになります。
手間暇を惜しんでいては、進めることが出来ませんよ。

内定を出した時から、我々は管理することが必要ですが、
他社に心変わりしないか、これは転職者も同じことです。
入社日を迎えるまで気を抜けませんし、
入社すればそこからは大きな責任を負うことになるのが、企業の管理ですね。

研究会の今年のテーマは、
採用~退職までと先月コラムに記載しましたが、
他業種も採用は苦戦しています。
売り手市場と言われていますので、益々採用難となりますので、
本気で取り組まなければ、会社の発展のための新規出店したくても、
人財がいないと言う繰り返しで、現状の社員の方にしわ寄せがいき、
無理して退職や休職と言う悪循環になります。

事業計画時には、採用・育成計画も同時に検討していただき、
経営者の方には、機械だけではなく、
人に対しても同じくらいの熱量をかけていただきたいですね。
人はセオリー通りには育ちません。
兄弟でも性格も価値観も違いますし、
ましてや、他人の集合体である会社を一つにまとめるのは、至難の業です。
今頃、「雇ってやっている」なんて感覚だと、誰も力になってもくれません。
中小企業であればなおさら、経営者の方の価値観や思いが重要になります。
企業の判断基準そのものが、
経営者の思いである理念やビジョンとなるのですから、
今こそ、真剣に人と向きあってください。
人間には、感情があると言うことを再確認してくださいね。

労務管理は、法律論と感情論が入り交じることを理解して、
それらを区別して、考えられる担当者を育成しなければなりませんので、
研究会には、前向きに取り組んでいける方だと、学びがいがありますよ。

さあ、いまこそ行動の時来る!

労務研究会
研究員 坂本勝章

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