研究会
風営法研究会
風営法研究会
横断歩道があります。
誰も見ていないし、車も通る気配がないけれど信号が赤だったとき。
信号を無視して横断してしまう人っていますよね。
人がルールを守ろうとするとき、又は破ってしまうとき。
その判断を分ける要因はどこにあるのでしょう。
そういったことを風営法研究会の第一回目の研修で取り上げました。
ルールを守るべきというのは常識ではありますが、ルールを完璧に守れる人はそうはいません。
では、あなたはどのような理由でルールを守るのですか?
こう質問されてすぐに答えられますか?
「人として当然だから」では説明がつきません。
ルールをひとつでも守れなければ「人でなし」ということになってしまいます。
「処罰されるのがイヤだから」と言うのなら、バレなければよいという話になりまね。
しかし経営者にとって、自社の社員が「バレなければルールを無視する」という感覚でいられたら怖いですよね。
こういったことを静かに考えたうえで議論していただきました。
最終的に、「コンプライアンスには個性がある」「個性は信頼と責任に関係している」という発想に思い至ります。
この部分をよく考えておかないと、風営法をいくら覚えたところで現実には役に立ちません。
そういったことまでを視野に入れて風営法研修を行っています。
風営法研究会
研究員日野孝次朗