研究会
風営法研究会
風営法研究会
特例風俗営業者は俗にマルユウとも言われますが、ホールがまじめな店舗として
公安委員会から認定を受けられるという制度です。
マルユウはなるべく取得しましょう。
店舗リニューアルの際に営業休止期間が短縮できるのですが、手続面でのメリットは絶大です。
でも。。。
認定を受ける法人が法人として過去10年間、違反処分を受けていてはならないとされています。
「会社ごと」という点が問題です。
一会社一店舗の場合と、一会社で100店舗の場合とでは、会社として違反処分を受ける確率が100倍の差となります。
仮に認定を受けていたとしても、たかが1発の指示処分によって全店舗の認定を取り消されてしまいます。
これでは多店舗を有するホール企業では実に魅力の薄い制度ということになります。
本来は順法営業を促進するための制度のはずですが、
業界の未来を担う大手ホール企業が利用できない制度であっては意味がありません。
特例風俗営業者の制度はもっと実用的なものにすべきだと思いますが、
風営法、つまり法律の中で、マルユウの認定要件が具定期に定められているため、改正しようにもしにくい状況です。
今、風営法の改正が話題になっていますが、認定の要件やメリットについて、
もっと柔軟に内容を変えられるようにしていただきたいです。
いつまでたっても中小ホールが前提の制度であっては、今後の変化に対応できないと思うのです。
いずれ風営法がいらなくなってしまうということなら話は別ですが。。。
風営法研究会
研究員 日野孝次朗