風営法研究会
法改正がありますと、その改正後の法律を原文で眺める。これが私にとっての基本です。
改正情報が新聞とかネットニュースで掲載されて、その記事を読んでみてもそれは「ざっくりしたもの」であって、
法律名も俗名(略称)だし、法律の原文はでていない。
メディアのためだけに情報流してませんか?
原文を見たいのですよ、私は。
だって、それで確認しないことには、何もかも信じられないじゃないですか。記事には取りこぼしだってあるし。
というわけで、真っ先に所管行政庁のホームページを見るんですが、そこにでてない。
政府の法律検索サイトでは、施行日にならないと原則としてでない。
施行前の改正法が出ている場合も確かにあります。でも、出てないこともよくあります。
官報を見つけたら、改正法がありましたよ。でも。。。
「第〇条の□□を△にあらためる」とか、そんなのを見たいわけではない。
そのあらためた後のものを見たいのですよ、私は。
別に風営法に限ったことではありませんが、法の施行日になってから改正法を見ても、もう遅いのです。
それに、所管官庁が改正概要をまとめましたっていうPDF。
あれは参考にはなれども、やはり原文ではないのです。
法治国家なんですから、法案が可決成立したら、すぐわかりやすく原文で表現しましょうよ。
どうしていつも、改正のたびに、私は法律の原文を読むために、こんなに面倒くさい思いをしてるんだろう。
ひどいときは、改正法をみながら昔の条文を手直ししたりする。
国民に改正された法律を見せるのって、民主国家において何より大事なことだと思うんですよね。
やる気が欠けていませんか?と思います。
風営法研究会
研究員 日野孝次朗