風営法研究会
新宿歌舞伎町で摘発されたキャバクラが人気女性YOUTUBERの経営する店だったということで話題になり、
YOUTUBERらしく動画で謝罪報告したことでさらに盛り上がっていました。
深夜に時間外営業をしていたところ、立ち入り拒否後に機動隊の突入を受けるという賑やかな事件でしたが、
私が注目するのは世間の反応です。
この謝罪動画を見た世間の反応がニュース記事になっているのですが、その中で、
<深夜営業を行っている店舗は他にもあるのに、「なんで私だけ」と罪の意識が低かったと感じていたことを告白した。>
とありまして、こういった言葉が不愉快と受け取られてしまうようです。
深夜営業を行っている店舗は他にもある。これは事実です。
キャバクラは風俗営業であって、歌舞伎町でも深夜1時以降は違法営業となりますが、朝まで営業している店は
少なからずあります。
だから、「なんで私だけ」という気分になったのかもしれませんが、それはコロナが流行する前のこと。
感染予防のために営業自粛が社会的要請となって以後は、「なんであなただけ」になりました。
「コロナ前と同じことをしているだけ。悪いことじゃない。」
と考えていたのでしょうか。
コロナ禍で世間が騒いでいるこの時期ですよ。
菅さんが風営法を使って警察に立ち入りさせると言っていたニュースは見ていなかったのかな。
その立ち入りを拒否したら刑事事件になるけど、そこまでは想像できなかった?
そんな認識のまま<プロ>として経営していたのか。
誰も助言してくれなかったのか。助言しようにもできない状況を作っていたのか。
そして彼女は、現場の営業を把握できていたのか。
この話。ホール業界の皆さんにとっては<ありえない話>でしょうか。
風営法研究会
研究員 日野孝次朗