研究会
けんぱち研究会
けんぱち研究会
米国立睡眠財団(National Sleep Foundation :NSF)は日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、メキシコの
六か国に住む25~55歳の男女1500人にアンケート調査を実施しています。
その結果、最も平均睡眠時間が短いのは日本で1日6時間22分だったそうです。
次がアメリカで6時間31分、イギリス(6時間49分)、ドイツ(7時間1分)、カナダ(7時間3分)で、
一番多いのはメキシコ(7時間6分)でした。
この米国立睡眠財団は文献をレビューして、とるべき睡眠時間の目安を年齢層毎に公表しています。
それによれば、生後3か月までの新生時は14-17時間、乳児(生後4-11か月)は12-15時間、1-2歳の幼児は11-14時間、
3-5歳の就学前児童は10-13時間、6-13歳の小学生は9-11時間、14-17歳の10代若者は8-10時間、
18-25歳の若い成人と26-64歳の成人は共に7-9時間、65歳以上の高齢者は7-8時間だそうで、
日本人の成人の寝不足はとてもお勧めできないレベルに達しています。
寝ている間に脳の修復が行われますし、深い眠りの間に記憶の定着が行われることが明らかになっていますから、
この睡眠不足はゆゆしき事態です。
諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授