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けんぱちコラム
2016.05.24

061.水と脳

脳の活性化にとって「水」は重要な成分であり、脳の約8割が水でできているため、
水を飲むことで、脳の活性化や老化予防ができます。

水を飲むと30秒後に血液に届き、1分後には脳に届きます。
ビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれた血液が脳に届くと、脳の老化を予防する
ことができます。
身体内の水分が不足すると、脳内の神経伝達物質であるセロトニン、トリプトファン、
必須アミノ酸の生成と新陳代謝に影響を及ぼします。
脳細胞の約85%は水で出来ているため、十分に水分補給をしなければ、精神状態や感情、
気分にも影響を及ぼします。

脳内では、必須アミノ酸の1つであるトリプトファンからセロトニンが生成されますが、
身体内の水分が不足すると、トリプトファンが脳内に運ばれないため、うつ状態やうつ病
の原因となります。
また、水分不足は、脳内でエネルギーが生成されるのを妨げ、不安感などのストレスや
情緒不安などの症状が起こることもあります。

脳の健康にとって。水は重要であることがわかります。
特に熱中症の気になる季節では早めの水分補給が必須です。
中高年ではのどが渇いたときにはすでにずいぶんと水分不足ですから。

諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授

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