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けんぱちコラム
2022.04.19

130.コレステロールの下げすぎは、脳の働きも低下させる

生活習慣予防のために、体脂肪やコレステロール値を気にしている人は多いでしょう。
太りすぎが体に悪いことは言うまでもありませんが、脂肪が急に足りなくなると、脳が
生命の危機と判断して、視床下部をはじめとする、さまざまな器官が疲弊していきます。

また、コレステロールが不足すると、神経細胞の働きが悪くなり、最悪の場合、ウツを
引き起こしてしまいます。
脳科学的には、スリム体型よりも、少し太めくらいのほうがよいのです。

脂肪とコレステロールは、どちらも生きていくうえで必要なものです。
あまりにやせてしまうと、脳に脂肪とコレステロールを供給しづらくなり、脳の働きが
悪くなります。

無理なダイエットや減量は控えて、過不足なく摂取するよう心がけることが大切なのです。

公立諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授

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