けんぱち研究会
※前回のコラムの続きです。
《提供レートによる違いについて》
全く同じ機種において、提供レートが4円・1円と異なる場合に、全く稼働結果が変化する実態が多々発生して
います。
如実な例では、CRA海物語3R(2016年2月導入開始)は4円では7週間で稼働貢献を終了しましたが、1円
レートでは約6年間稼働貢献が継続しました。
このように提供レートの違いによって全く異なる結果となる場合には、どのような要因があるのでしょうか?
⇒台粗利の差は見ておく必要があります。手持ちのデータでは負けた場合は勝った場合に比べて次回来店が
1.5日程度遅れます。特に甘では台粗利が勝ち負けに直結しやすいので使い方に差がないか見ておきましょう。
遊興費限度を超える回数が増えると、がっかり、負けが積み重なり(高貸の方が多くなります。一方、1万円
以上勝ち率は増えます)、数回後の稼働を低下させます。次回程度は後追いが起きますが。
なお、危険な遊び方リスクは高貸の方が高そうに見えますが、実際の差はほとんどありません。少なくとも
ロングユーザー(ヘビーユーザーという言い方はあまりよくないと思います)はリスクコントロールを十分
しているように見えます。
想定では、遊技している年代層が根本的に異なることが影響しているのではないかと考えます。
⇒それはあります。上記のようなロングユーザーは結局高齢者層なのと、高齢者の方が相対的にセロトニン比
が高くなるので、遊技が続きます。また、既に収入とのバランスも学習されています。
公立諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授