研究会
けんぱち研究会
けんぱち研究会
※前回のコラムの続きです。
《遊技年代による違いについて》
年代ごとに遊技する機種が大きく異なっています。
年代ごとに分泌されるドーパミンの量は違うものでしょうか?
⇒一般に高齢者ではドーパミンやノルアドレナリンなどカテコーラミンの分泌量が減ります。
またセロトニンの分泌も減り、待つのが苦手になります。
結果、慣れた台でないと長時間遊技が厳しくなります。
新規の台ならこまめなあたりや演出を望む傾向が強まります。
高齢者ターゲットの機種開発を模索する場合、どういう設計が好ましいでしょうか
⇒分泌量全体が減っても差の出方は変わらないので、ドーパミンの分泌を促す演出設計の基本は
変わりません。高齢者ターゲットを考えるなら、その年齢層の平均遊技時間(金額)を把握し、
ドーパミンシミュレーターでの検討は、その時間分で回してみたほうがいいですね。
何%に勝ってもらい、多くのユーザーで予定消費金額の内々でおさまり、かつドーパミンの分泌は
見込めるようなる挙動にしたいですね。
公立諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授