労務研究会
こんにちは、馬くんです。
少し暖かくなってきました。
「春眠暁を覚えず」居眠りするほど、心地良い季節であると言うことですね。
しかし、所費税は上がりますし、これに伴って様々な物が値上がりしますので、
我々庶民は、家計が厳しくなります。
業界も、色々と大変なことが重なって、今年の春は忙しいこと間違いありません。
労務的な観点ですと、昇給や昇格などのとても重要な課題が満載です。
「僕と同期のやつの方が、100円昇給が多いです。何故ですか?」
「昇格の基準はどのようになっていますか?」
「私の評価に納得がいきません。」
「なぜ私は今回、昇格できなかったのでしょうか?」
などなど、質問されたらどうしていますか。
賃金の昇給の規程や計算式。
昇格にあたっての判断材料。
仕事においての、結果や成果によって判断していると思いますが、
その内容は、誰が見ても分かりやすく、公平であることを明示出来ないと、
本来はいけませんね。
ある一定の立場の人間が、独断と偏見で決めているなんてことは、まさかありませんよね?
社内規定が明確でないと、あまりに昇給差があったり、昇格が感情的なことが影響しているなどと、社内で当たり前となっていたりなど、一昔前の個人事業のような体制では、
労働争議になった場合は、企業として抗戦するデータが無いことになりますね。
これは、今いる社員の人達に対しても、不信感になりますよね。
企業への帰属意識が低下している現在では、
簡単に退職して、あとから会社に対し争議をおこして、自分の権利を主張します。
何度も申していますが、働く側と使う側の価値観は違います。
頑張って働いて欲しい、思いを共有してやりがいを持って働いて欲しいと考える経営者。
頑張っているから、給料を上げてほしい、社長の方が我々の思いを理解して欲しいと考える従業員。互いが、欲しがっている状態では、組織は運営できません。
与えないと、返ってはこないですから。
労働環境を整えるのは、会社としては与えることになりますね。
納得のいく環境と体制があれば、従業員もその中で最低限のことはやるでしょうから。
使用者側の求めることと、従業員側が求めることは違うと認識しておくことが重要です。
では、学んで体制を整える私たちの立場とは?
難しいですが、中間管理職と言う言葉が一番表現しているように感じますね。
役職ではなく、会社の課題と従業員の課題の両方を理解していることが、重要なポイントになります。
これはチャンスです。
自分たちで、課題を改善できるのですから、自ら能動的に改善策を作り提言し、
会社も我々も納得のいく体制を作ることが出来ると言うまたとない立場ですよね。
しっかり学んで、働き甲斐のある職場。
安心して、未来を見つめていける職場。
勇気を出して、行動していきましょう。
私、馬くんが研究会でしっかりと学びを提供します。
見違えるほど、自分の会社に誇りを持てるようになりますので、
居眠りしている暇はありませんからね。
もうすでに、一歩は踏み台していますよ、これを見ている貴方はね。
さあ、一緒に学びましょう!
労務研究会
研究員 坂本勝章