労務研究会
こんにちは、馬くんです。
新入社員の入社の時期ですね。
気温が目まぐるしく変化していましたが、桜は必ず咲くのですね。
自然とは素晴らしい力を持っています。
4月は多くの企業が、新しい期を迎え、仕切り直す時でもあります。
社内変革を行うのも、絶妙の時期で色々と受け入れやすいこともありますね。
人事異動や、昇格、昇給など企業人は変化することを認識しているので、
心の準備も整っているわけです。
既存の社員の待遇関係を、下げることは難しいですが、
新しく入社する方の待遇は、採用の段階で説明し新しい契約をしていれば、
問題はありません。
一年計画で考えていかないと、継続することが難しいので、しっかりと幹部のコンセンサスを取ることが必要ですね。
将来の、会社をどのようにしたいかを想定し、そのためには社員の待遇をどのようにしてあげるかを考えていかなければなりません。
採用は、益々厳しくなってきますので、今いる社員の方や、アルバイトの方々をどのように定着させていくか、なども含めて計画的に進めてくださいね。
2013年4月の労働契約法の改正により、労働契約が反復更新され、通算5年をこえた場合、労働者の申し込みによって無期契約に転換するルールが導入されていますが、
特例も定めが追記されました。
内容は、
①一定期間内に完了する業務に従事する、高収入(1千万程度)かつ高度な知識や技術、経験を持つ労働者、及び
②定年後の再雇用労働者(定年まで働いていた企業もしくは子会社・関連会社に限られる)
は、無期転換ルールの5年超と言う規定が、10年超に延長されます。
仮に、法案が可決されれば、2015年4月から施行されることになります。
この法案も、とても重要な人材活用計画に絡んできます。
業界としても、新卒採用が始まって20年程度だと思いますが、
新卒1期生達が、40代に突入しましたね。
あと20年もしないうちに定年の年齢となりますよ。
企業も高齢化の時代に入っているのですが、風適法関係の外国人労働者は、
ご存じのように、入局管理法で採用が難しいですから、
他業界のようには労働力を維持しにくいのです。
本気で、未来の労働力を確保することを考えておかないと、
事業計画すら実行できなくなりますよ。
パチンコ業界は特に、40数年一つの企業で働いて定年を迎えることは、
あまり経験が無いのでは?
50代・60代で働ける環境はありますか?
管理者でも、釘など特殊な業務があると、老眼では精度が落ちますし、
長時間労働も、体には堪えますしね。
グループ会社で、他業種や職域を抱えている場合は、
まだ働ける環境があるかもしれませんが、
そうではない企業は、退職していくことになりますね。
また40歳を過ぎての転職は、どの業界でも厳しいのです。
よほどのスキルか、実績を持ちどこでも力が発揮できると言う条件が無ければ、
再就職は叶わないでしょう。
間違いなく、不安を抱えています。
一度社内を、じっくり見渡してみてください。
社員の方や、アルバイトの方は、どんな顔をして、働いていますか?
将来に夢を抱いていますか?会社の未来を理解していますか?
何歳まで働いていけると考えていますか?
貴方は、どうですか?
営業でも同じですよね。いったい誰が、貴方のお客様ですか?
何と戦っていますか?
未来は、見えていますか?
さあ、こころ新たに社内を見渡してみて、不安になったら、研究会にお越しください。
専門家集団が、解決してあげますから。
実務の経験が、これからは重要になります。
一緒に考えて、改善していきましょう。
労務研究会
研究員 坂本勝章