労務研究会
こんにちは、馬くんです。
鼻がムズムズし始めたのは、気のせいだと思いたいなー。
ハッ ハックション・・・。
それでは本題ですが、皆さんは「くるみん」マークを知っていますか?
*認定マークですので、表示すると問題になる可能性があるので各自確認下さい。
子育てサポート企業として、厚生労働省が認定してくれるのです。
マークは、各社のHPや採用パンフレットや名刺などに使用できるようになります。
300人以下の企業と、それ以上では基準が変わりますが、
採用担当や人事担当者達は、こぞって取得に向けて積極的に動いています。
そしてなんと、今年の4月には、「プラチナくるみん」が新設されます。
マークも王冠がついて、色も12色もあるようです。
女性採用だけではなく、「育メン」候補たちの男性採用にも影響があるのは事実です。
働きやすさに、優しい会社としての、公的な認定制度ですから使わずにはおれませんね。
また、女性の活躍を推進していくための、法案なども今後随時確定していくでしょうから、
重要な制度だと言うことになります。
女性の管理者比率の向上や、育児しながら責任ある立場の仕事をこなせるような、
工夫など、企業は対策に追われていくことになります。
法律や、世情が動いてからとか、他社がやってからなんて言っていると、
ドーンと差が開いてしまうのですね。
このような、対策の速さと手厚さが大手企業と中小の違いになります。
労働環境や福利厚生などの、大きな大きな開きになってしまいます。
これらは、企業の従業員に対する意思表示ですから、
出来ることを前向きにやっていくことに意味があるのですが、
実は採用力にも大きく影響が出ます。採用担当者に、聞いてみてください。
同じ職種・規模間であれば、一つの判断材料になります。
大手一般企業の方達でさえ、
「このマークが無いと採用に影響があるので、必要不可欠なのです。」
と言われていましたからね。
取得一覧を観る限り、パチンコ企業は見当たらないのですが(取得しておられましたらお知らせください)
大きな他社との区別化になります。
労働時間や公休や有給取得がどうのこうのと言っているサービス業は、
どんどん差をあけられて、人材難になっていくのですよね。
企業を存続させるには、人財ありきですが本気で採用育成するには、
これらの部分も考えておかなければ、今までどおりにはいきません。
最近の判例(判例集は愛読書)では、ハラスメントや暴力事案などでも、直接の加害者は勿論のこと、
その使用者である企業責任も同じ賠償額の請求が一般的になっているケースが増えています。
リスクヘッジと言う観点からは、労務責任者は社内研修や、啓蒙活動が不可欠となり、
企業としての責任をきちんと果たしていると言う、実績を積んでおくことが会社を守ることに繋がるわけです。
知識は、持っているだけでは意味が無く、実行して成果を出していくための準備ですから、
考えて実現的で各社にあった体制作りがこれからは、重要な時になってきています。
学ばないで、準備できないことは、その時点で会社を守れないのですよ。
2015年は、どんな一年にすると決めたのですか?行動あるのみ。
待ってま~す!
労務研究会
研究員 坂本勝章