労務研究会
雨の4月が後半から夏模様でしたね。
体調管理は何よりも大切ですね。仕事が出来なくなります。
身体を大切にすること、鍛えること、長く使える体でないと、目標も達成できませんからね。
活動しやすい今がチャンスですね!ヒヒッーン。
やはり、これからの時代は女性の方々をどのように活躍していただくかが、
キーワードではないでしょうか?
皆さんは、マタハラなんて言葉ご存じでしたか?
数年前まで、クローズアップされたことは無かったですよね。
少子高齢化と言われて久しいですが、皆さんの周囲では、
妊婦さんはどのように過ごされているのでしょうか。
特に初産の場合は、不安だらけでご主人の協力なくては出産すら難しい時代ですね。
仕事の問題だけではなく、個々人の価値観が大きく影響を及ぼしていることですからね。
会社の体制も大切ですが、一番の課題は我々の受け入れるという心の問題です。
配慮出来ない人。
無頓着な人。
無関心な人。
出産・育児を経験した女性の先輩や上司が、逆に理解がないとか、病気じゃないのだからとか
厳しい発言をされてしまうと、途方にくれますね。
現在は核家族で、出産したあとのことが不安だったり、お母様もバリバリ働いておられて、
手助けいただけないことも多いはず。
さらに、保育園になかなか入れないとか、夜の時間が働けないとか、様々な不安材料があり、
如何すればよいのかわからないのが現実ではないでしょうか。
国は、育児休業の長期化、パパママ育休とか、法律で強化してきましたが、
現実的にはかなり厳しいのが実態ですよね。
本当は妊娠中に、心を整え物理的な準備を整え出産後の計画を考えて、
保育園や家族の応援などを明確にして、無理のない状態で働けるのが理想ですが、
出産後も職場復帰することを前提で考えますと、多くの方々の理解と協力がなければ
かなり難しいことに変わりはありません。
また、産婦人科の減少もあり、何かあればすぐに診察を受けることが出来る体制も、
整ってはいないことも大きな問題です。
安心して、妊娠と出産が出来る環境と、復職できる環境を自らが準備しないといけないことが
多すぎるのです。
これらの課題を解決できれば、長く働くことが可能になりますので、ここから先が、
企業として出来ることなのです。
産前産後休職の後育児休業と、ここまでは法律で確定していますが、
中小企業にはやはり負担が大きいのです。
休職中の代替え要員の手配
復職後の時短労働の対応
子供の病気による欠勤対応
そして我々サービス業では、すべての日曜・祝日に休日を当てられないこと。
保育園・幼稚園・学校が休みの時の対応ですね。
法的な最低限の対策だけではなく、
企業として、女性の労働力をどのように位置づけるかが問われています。
共働きが特別なことではなくなっていますから、是非とも検討ください。
配慮として一度実施すると、それが次の方たちにも求められますので、
現実的で継続できるサポート体制を考えてください。
長年の経験とスキルを大切にしないと、これからますます労働力不足に拍車がかかります。
コストを抑えて、企業力を高めるためにも、
長く思いを持って働いてくれる人を、大切にすることが一番の対策ですから。
サービス業だけではなく、日本全体の課題ですので、「何とかなるさ」はあり得ませんよ。
何とかしていくことが重要ですから。
労務研究会
研究員 坂本勝章