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新台コラム
2014.06.24

先頃デビューした某ギンギラな機械について

梅雨空を吹き飛ばすどころか、すっかりジメジメ気分に拍車をかけるサッカーワールドカップ日本代表の闘いに
悶々とする今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
遊技機研究会 座長の(有)NOB・石川です。

本日のメールマガジンでは、ワールドカップ開催中のブラジルはリオのカーニバルチックなコスチュームを纏い、
装いも新たに先頃デビューした某ギンギラな機械について少しばかり取り上げさせていただこうかと。

展示会で試打した印象では「店寄りのゲージ構成」、即ち、運用しやすそうかなぁ~と感じたのですが、
いやいやこれがなかなかの曲者で(苦笑
まぁ、なんとかかんとか落ち着いたものを当社運営サイトにはUPしているわけですが、
総研会員の皆様にこの機械を運用するにあたり、気にして欲しい点を一つだけ。

まず、板面左右に配置されたスルーチャッカー。
板面左のスルーチャッカーは、通常遊技時の「ウ●ンチャージ(電チュー ロング開放)」を御するわけです。
そして、右板面のスルーチャッカーは確変・時短時の電チュー開放のためにあるわけでして、
まぁ、通常遊技時に右打ちをしてドーのコーのって仕様の機械じゃありませんからコレはヨシ。

で、まず第1のポイントは、ここのところ、「設計段階からすでにスルー入賞口部分の釘の打ち込み間隔が広い」
というのが昨今のメーカートレンドなのかは知りませんが、この機械は、右スルー口は見た目でわかるくらいの
‘受けた配置’で打ち込まれ、且つ、上下の釘を同一角度で揃えての釘頭のピッチ間隔はおよそ板の12.25という構成。

で、左板面のスルーは、同様に上下の釘を同一角度で揃えての釘頭のピッチ間隔はおよそ板の11.75という構成。
で、気にしなければならない点と申しますのは、下部電チューの入賞付近の構成がほぼ左右対称になっているというところ。
「だからどうなの?」
「大当たり以降は右打ちで、且つ、特図1と特図2の振り分けが違うのだからヘソで回ったら損になるでしょ?」
という当機ですから、「左側と右側は別物」という昨今のトレンドに倣って、
右打ち時に関与する部分は皆さん丁寧に整備されることでしょう(笑。

ただし、当機は、これまた御多分にもれずの「入賞分優先消化」。
電チュー入賞分が消化されない限りはヘソ入賞分まで食い込んで回らない。
もうおわかりですね?
従来の大当たり中右打ち系と同様に左板面のスルーチャッカーと、第2ステップから電チューに至る構成を
軽視してしまいますと、これ即ち、「輩が‘ひねる’ターゲット」になり兼ねない機械ですよ、というお話でした。

遊技機研究会 研究員 石川 忍 氏

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