遊技機研究会
確率分母 1/260 以下の遊技機に関し
ヘソ/電チュー賞球数 1個 の仕様を
総量:6400個以内で
アタッカー開放パターンが1種類であれば認める
保通協検査持ち込みは6月2日(月曜)から。
というのがこれまでにアチコチのサイトやブログで喧伝されている「2014新内規」。
遊技機に関する<規則>には、「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」(遊技機規則)
があり、これが主。
これに基づく形で、日工組が‘クウキヲヨミナガラ’「日工組内規」という決まり事を取り決め、
遊技機を開発しているわけですが、
1992年CR機登場時の「内規」以降でも、1995年、1999年、2002年、2003年と「内規」の見直しは行われ、
2004年には「規則改正に伴う内規(いわゆる 1/500 内規)」を見直して
以降も幾度かの「内規」の見直しを経て、今回の2014年改丁版に至ると。
「昨今のライフサイクル(余暇の過ごし方)を鑑みるに、短時間の遊技に対応できる遊技機の
市場投入は急務である」というのが今回の「内規」に関しての叩き台と誰かが言ったとか言わないとか
定かではありませんが(汗)、
しかしながら、過去経験上、『ヘソ1個戻し』と聞いて単純に思い浮かべてしまうのは
レーザースペーシーだったりサイクロンだったり・・・。
ましてや、某団体系遊技機研究会等では事ある毎に「ヘソは5個!いや7個!!これが遊べる遊技機DA!」
と声高に持論を展開される方が後を絶たない昨今にあって、なぜに「ヘソ1個」???
と感じる方が多いのも事実。
この「内規」で仕様的に最難易度なのは『ランクアップ系の大当たり』と、
『アタックラウンド系』の機械になりますかね。
『16R』で当っていながら『実質開放8R』みたいな大当たりの機械もNG。
いわゆる突確・突時のパカパカは、その当りを含む確率分母が 1/260 以下であれば問題はありませんし、
従来通りの仕様でももちろん問題ありません。
では、どういった機械がこの<新内規>で登場してくることになるのか?
ここからは推測となってしまいますが、多分、『あくまでも個人的なイメージ』としては、
CR花満開で疲弊しつつあった中にギンギラパラダイスやフルーツパッションが導入された頃の
感覚なのかなと。
また、現状からの『正論』としては、「良く回って、軽く当りを引けて、
でも出玉もそれなりに獲得できるためのヘソ1個」という事なのだろうかなと。
『曲論』としては、「6400個の‘ 出し方 ’を考えた場合、
例えば< 200 × 32 >も6400だし、< 1600 + 400 × 12>も6400」という事なのだろうかと。
いずれにしろ、新しい切り口でアプローチできるカテゴリーが1つ増えたという事は喜ばしい事と、
私は考えております。
しばらくは現行の延長線上のモノが市場投入されると思いますが、
早いうちに「このカテゴリーだから実現できた遊技機」が登場する事を祈りつつ見守りたいと思います。
遊技機研究会 研究員 石川 忍 氏