遊技機研究会
「羽根物待望論」とでも申しましょうか…
今年の業界流行語の一つだったのかなと思いますが、トキオDX(稼働状況以上に中古価格の高値での推移の方が注目された??)をきっかけに、マジカペからビッグシューター、レレレといった‘いわゆる羽根物’のラインナップが充実した納品時期の流れが近年に無いという点が後押しし、また、低玉貸し営業の差別化要因が希薄になった点、そして、もちろん4円ぱちんこの閉塞感などの側面もありましたが、これらの市場投入の流れの中で、まるで「導入しないのは悪」みたいな識者の発言や書かれ方をあちらこちらで散見しました。
当社で運営している会員サイト内では、遠回しではありますが、この‘盛り上がり(?)’に対して警鐘を鳴らしておりました。まぁ、警鐘と言っても否定や各機械の評価ではなく、
【‘いわゆる羽根物’という機械は役物確率の分母が小さいのだから、自ずとスランプグラフの振幅は小さくなる】
わけですから、出率100%以下での営業の場合は『必ず右肩下がり』のスランプグラフになってしまうという事(赤字営業ならば当然違いますが)を十分理解した上で、「雰囲気に流される事無く」自店の状況に照らし導入の可否・運用を考えましょうという点でした。
出率100%以上での運用の場合、
(*客•∀•)<「あぁ、ここでVゾーンに入っていれば~!」
(*客•∀•)<「なぜに15ランドを引けないんだ 俺…(ヒキヨワ)」
の様なストーリーをお客様自身が考えお楽しみ頂きやすい機会を多く提供できるわけですが、ノーパンク/高価営業での運用の場合はこういった遊技性を主にラウンドの振り分け等の遊技機仕様に依存する事となるわけですが、では、この振り分けの発生要因であるVゾーンへの入賞機会をどれだけ付与する事ができるのか?と言えば… ┐(´(エ)`)┌ヤレヤレ
あと当社運営のゲージサイトで表記伝達していた点は、‘いわゆる羽根物’の場合はS値では無く、役物入賞値でシミュしないと分岐試算はダメですよという点。 などと、徒然に書いてきたわけですが、
当メルマガ初投稿となります遊技機研究会研究員のNOB石川です(ペコリ
月に1回、「ホールで生かせる遊技機研究」をテーマに研究会の今期座長を務めさせて頂いております。
‘いわゆる羽根物’の運用って難しいですよね。
低玉単価/低玉粗で、稼働重視で長期運用といった‘善のイメージ’が先行しますから殊更難しくしてしまいます。
しかしながら、裏を返せば、もっともリスクの少ない運用が可能な遊技機という事も言えるわけです。
自店の特徴を把握し、様々な遊技機の特徴を熟知した上で商品提供のラインナップを整えるってのが「健全営業」のポイントになるんじゃなかろうかと。
マタネ―――(`・∀・´)ノシ―――!!
遊技機研究会 研究員 石川 忍 氏